森川鑿泉工業所|さく井・温泉ボーリング・管工事・地中熱利用省エネルギー工事・水質調査

« ヒートアイランド問題 | メイン | 茨木市の施工例(パーカッション工法) »

水質に関する危機管理

・客先から『 どうやら付近の化学工場の井戸からやっかいな物質が出たらしいのだけど ウチの工場の井戸(地下水)への影響があるか心配だ・・・ 』と相談を受けた。
その時点では 入念な水質分析試験をし、管理するしか方法がなく、分析項目によっては、2週間かかってしまうので、以上が出ていることがわかった時点では手遅れである。

・別の客先から『 付近で 温泉掘削工事の予定があるらしいのだけど ウチの工場の井戸が 枯れたりしないだろうか? 』という問い合わせをもらった。

・『 一般廃棄物処分場が 近くにあるのだけど、ウチの井戸はそっちからの漏水が入り込んでないだろうか? 』と不安がられているユーザーがいた。

実際のところ 井戸に有害な物質が入ってしまうと その除去は大変な苦労がある。
それ以前に、食品メーカーや 製薬会社等 人の口の中に入るものを製造する工場においてはマスコミや市民団体が騒ぐと イメージダウンという目に見えないダメージを食ってしまう。

そこで 危機管理として 所有する井戸の地下水が どちらの方向から流れ込んできているのか把握できないかと考えたところ、地下水の流向・流速を測る機器はあるのだが、現状の機器では、深度数十メートルが限度だったり、観測井戸を別に掘削する必要があったり、井戸の中に異物(塩・トレーサー等)を投入する必要があるため、深度200m以深の位置での測定や、異物を投入できない井戸での測定等、なかなかいい方法が見られなかった。

そんな時に CTIサイエンス製のPZ-1005に出会った。

これはTVカメラ方式により、その場所(深度)での浮遊物が地下水の流れによる動きを追いかけることによって、流向・流速を測定するものである。
例にもれず このタイプも限度100m(メーカー発表50m)であったが、観測井も異物の投入も不要であり、当該深度での状況がカメラに映れば測定できるという点から
ケーブルを長くすることにより、大深度(従来比)での測定ができるのではないかと考え、メーカーに相談した。
メーカー側は 実現・精度双方から 最後まで渋ったが、責任は追及しないとの約束で長大ケーブルを作成し、試したところ測定することができた。

こういうことから この深度での測定できる機械は 世界で1台ということになる。

About

2007年01月23日 10:35に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「ヒートアイランド問題」です。

次の投稿は「茨木市の施工例(パーカッション工法)」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。